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アメリカ小話

             二人ともポーランド人だな
     
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                写真:(www.teamjimmyjoe.com)
 スタンとバディーが街中を歩いていると、ある店の「背広5ドル、シャツ2ドル、ズボン2.5ドル」という広告が目に留まった。
スタンは相棒のバディーに「あれを見ろよ、安いじゃないか。あいつを大量に買ってポーランドの友人たちに売ればお儲けできるぞ!」と言った。

「店に入ったら、お前は口をきかないで、交渉は俺にまかせてくれ。お前がしゃべると、ポーランドなまりから、我々をトンマな田舎者だと思って、商品を売り惜しむかもしれないからな。だから、俺がアメリカ人のように話して、話をまとめるぞ、いいな。」とスタンは力み返った。

店に入ると、スタンは5ドルの背広を50着、2ドルのシャツを100枚、それから2.5ドルのズボンを50本買いたい。僕のピックアップで持ってかえるから、とまで話すと……。

オーナーはスタンの話に割り込んで、「あんたたちはポーランド人だな、そうだろう?」と言った。
「えッ!確かにそうだが、どうして分かったのだい?」とスタンが驚いて訊いた。

オーナーが答えて曰く「どうしてだって?そりゃ分かるさ、うちはクリーニング屋だぜ。」と答えた。

お後がよろしいようで…。