アメリカ便り

アメリカ便り Letters from the Americas 様々なアメリカ&メキシコ事情と両国の小話

2012年04月

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            「子供の交通事故・防止策、テキサス編」
 
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写真)通学路に立つ標識、ランプが点滅している間、制限速度は25マイルに下がる(radarsign.com
 
最近、日本で頻繁に学齢期の子供たちが、心無い運転手の無謀運転の犠牲になっている。痛ましく、かつ腹立たしい限りだ。
過去10年以上、サン・アントニオ市で三人の孫たちの登下校に付き合ってきた、私の経験から見て、日本は子供たちの通学路の安全に関しては、無為無策と言うほかない。
その点、アメリカは種々の防止策を講じている。その一端をご紹介したい。
 以下はテキサス州・サン・アントニオ市の例である。
 
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写真)スクール・バスは子供の乗降時、STOPの看板を出す。すると車はSTOPしなければならない
(schooletc.com)
 
小学校、中学校、高校の始業時間は、8時が普通である。最近のアメリカは、子供たちが独りで学校に徒歩通学することは、考えられない。
スクール・バスか保護者が車で送り迎えするのが普通である。学校が近い場合でも、保護者が子供と一緒に歩いて、送り迎えするのがアメリカの習慣である。
 
 学校前の道路は、始業、終業一時間前と後、写真のような、黄色いランプが点滅して、車の速度が2025マイル(30㌔~37㌔)に制限される。
その上、ほとんど全ての学校の出入り口に、交通警官が配置されて、交通整理を行っている。そして、運転者は皆神妙に速度制限を守るのである。
 
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                    写真)登下校時、横断歩道に出る標識(San Antonio north school dist.)
さて、日本の場合は、「狭い通学路を歩いて通う」と言う問題がある。解決策はすべての通学路の制限速度を20㌔以下に抑えるのである。速度制限は、朝夕二時間づつの登下校時だけなのだから、その間は子供たちのためにゆっくり走ってもらうのである。またせまい道は通学時間帯だけ、車両進入禁止する手もある。
 
細部については、先生、警察、父兄保護者でプランをつめて、日本の事情に合うような事故防止策を考えて欲しいものだ。
 
 可愛い子供たちを「交通事故から守る」には、思い切った事故防止策の採用が必要だと思う。
 
(この項終り)

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アメリカ小話「カジノ・Casino
クラップスのテーブルは、カジノでも一番賑やかで、いつも大きな歓声が聞かれ、ハイタッチが交わされて、まるで野球のスタディアムのような雰囲気です。
私もラスベガスで良くクラップスを「遊んだ」ものでした。
さて、カジノに縁がない方のために、クラップス(Craps)の説明をしておきましょう。クラップスをご存じの方は下段の「さて」に進んで下さい。
 
クラップスは二個のダイスを投げて、出た「目」を競うゲームです。
クラップスはディーラー即ちBank(胴元)との勝負ですが、プレイヤー即ち客がダイスを投げるのが特徴です。その客をShooter(投げ手)と呼びます。
従って、ディーラーの関与が一番少ないゲームと言えます。そしてポーカー、ブラックジャックのような高度の熟練は必要ないので、初級者から上級者まで幅広い層の客に好まれています。
 
 ゲームは、投げ手が二個のダイスを投げることによって始まります。開始前に、プレイヤーは賭け金(チップ)を「PASS LINE」に置きます。出た目をポイントと言って、次のゲームから、そのポイントを出すと勝ちになります。その代り、7と11が出ると、負けになります。勝てばその目に賭けていた全員に賭け金と同じ額が払われます。このとき、大歓声が起こるのです。
 
なお「PASS LINE」の代わりに、「DON`T PASS  BAR」に賭けることも可能です。
これは投げ手が失敗することに(7、11を出すことに)賭ける訳です。
これに賭けたプレイヤーは7と11が出ると勝ちとなり、他の数字では負け、2と12は引分です。因みに数字の組み合わせから7は一番出やすい数なのです。
 
 さて、小話の金髪女性は、「DON`T PASS BAR」に賭けようとしました。そして、彼女は奇想天外な提案をして、許可されます。さあ、何が起こるか?
 
アメリカ小話「カジノ」
 
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 スクラップのテーブルです。レイアウトと言います。PASS LINE  DON`T PASSを確認して下さい。
                                                                                                  (casinotop10.com) 
 
カジノの「クラップス」のテーブルで、二人のディーラーが手持無沙汰に立っていた。
そこへ目の覚めるような美人の金髪女性がやって来た。
 
彼女は、「クラップスの一発勝負に二万ドル賭けたいの」と言った。
「だけど、私は真っ裸でダイスを投げると、良い目が出るのよ。脱いじゃって良い?」
と二人に訊いた。
 
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                                                                                                      (imagecaioipf3)
 ディーラーたちに異存はなかった。
 
 金髪女性は早速一糸まとわぬ裸になって、ダイスを投げた。
ダイスが止まると、金髪は「勝った!勝った!」と金切り声で叫び、飛んだり跳ねたりした後、二人のディーラーたちと熱い抱擁を交わしたのだった。
 
そして勝った金をもらい脱いだ衣類をまとめると、風のように立ち去った。
 
 しばらくして、正気に戻った二人のディーラーは互いに顔を見かわすと、一人が訊いた。
「ダイスの目は何だった?」
 
もう一人は「知らねーよ。俺は、お前が見てたとばかり思ったよ」
 
お後がよろしいようで。

【東京発】
尖閣問題に関する、痛快極める不肖・宮嶋の産経新聞のコラム40X40 “北京の代理人を見極める絶好機”をご覧ください。

 石原都知事の尖閣諸島購入構想は国民の間に賛同の嵐を巻き起こしている。
以下は【都の尖閣購入計画】に関する産経新聞の続報です。

東京発
 東京都の石原知事がワシントンで講演し、「東京都が尖閣諸島を購入する」と言う構想を明らかにした。すでに尖閣諸島の日本人・所有者との交渉が始まっている。
 そこへ、各方面から「尖閣諸島買い取り・一坪運動」を起こそうという気運が高まっている。以下、産経新聞「正論」に寄せられた、佐々淳行氏の論文をお読み頂きたい。

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