「フランス兵と石鹸と花火」
アメリカ人は他国人を扱う小話が大好きである。最近見つけたアメリカの小話本は、小話をセックス、天国と地獄、警官等々193部門に分類している。
そして国民,民族に関する部門はAmericans、Mexicans等16あるが、中でもJewish Jokes , Irish Jokes, Polish Jokes, Chinese Jokesは作品数が多いため、わざわざJokesをつけて別格扱いしている。さらに、England and Englishという部門もあり、フランスは何故か、The Frenchと定冠詞がつけられている。
なるほど、これらの国民、民族は小話世界の大リーグ級なのであり、各々ケチ、好色、弱虫、間抜け等の得意技を誇っている。それにしても大英帝国は、IrishとEnglishがそろって大リーグ入りしているから、小話世界のチャンピオンと言える。
なお、幸か不幸か我が国はリストに記載もれである。
ではトップバッターは、定冠詞がつくフランス人に登場してもらおう。
「フランス兵と石鹸と花火」
フランスの水兵たち(blogs.stat-cons.com)
1.フランス兵を困惑させるにはどうしたら良いか?
銃を持たせて発砲してみろ、と言う。
2.フランス女性から何か隠すとき、最上の場所は?
石鹸の下。
3.フランスのディズニーランドで花火を上げない理由?
花火が打ち上がる度に、フランス人は一斉に「降参」と言って両手を挙げるから。
【小話後記】
花火を爆弾と混同し、鉄砲も打てないフランス兵の弱卒ぶりは、世界的に有名である。
彼らはベッドではツワモノらしいが。
次は2の解説。フランスの博物館で18世紀のドレスを見たとき、ある外国婦人が、「ドレスの広く開いたネックラインに太い針金が入っているのは何故か?」と質問した。
博物館の婦人学芸員は苦笑して曰く。「ネックラインからシラミが這い出てこないように抑えてあるのです」
彼女たちは風呂嫌いなので、シラミだらけだったようです。良くしたもので、「くさい女がセクシー」と喜ぶのがこれまた風呂嫌いのフランス野郎なのです。
要するに、フランス人は弱虫でくさい民族なのです。失敬!
(終り)