車中には三人のグラマーな白人女性が途方に暮れて座っていた。
一笑一若・アメリカ小話「砂漠、ラクダ、美女たち」
車中には三人のグラマーな白人女性が途方に暮れて座っていた。
アメリカ便り Letters from the Americas 様々なアメリカ&メキシコ事情と両国の小話
「盗まれた米大統領選?」
写真:(www.federalist.com)
【蛇足的まえがき】
日本の選挙投票は手書きのアナログだが、米国は投票をコンピューターの端末で行う。票の集計もコンピューターで米政府公認の特別のソフトウェアを使って行われる。そこでこのソフトウエアがコンピュータウイリスに侵される可能性がある、または意識的にある候補者の票を別の候補者に差し替えることも出来得る。今回の米大統領選はこのことが争われている。
今回はスペイン、米国の有力シンクタンクの特別会員である、ソーレン・カーン氏(Soeren Kern)のレポート「盗まれた米大統領選?」を中心にお伝えしたい。
同氏はアメリカ人だが、マドリード在住のため、共和、民主両党を距離をおいて観察するので、どちらにも偏らない視点が気に入っている。日本のマスコミが伝えない、米国政治の一面をご覧頂きたい。(テキサス無宿記)
アメリカ便り「盗まれた米大統領選?」
米大統領選から3週間経った。公式の選挙結果が出ていないにも関わらず、米国の主流メディアはバイデン候補の勝利を既成事実として報道している。ニューヨーク・タイムズ紙に至っては一面トップで「全国の選挙関係公務員たちは選挙違反はなかったと言明した」と報じたが、果たしてそうだろうか?
写真:(www.fox5dc.com)
11月8日、バー連邦司法長官は、今回の選挙において、不規則な行為があったと申し立てられた件への捜査を承認した。なお、ドナルド・トランプは大統領選において、3、4州で選挙が盗まれたとして、米選挙での敗北を未だに認めていない。
今回、司法長官は連邦政府の方針を転換して、投票結果の集計が完了していない段階で、検察官に選挙における不規則行為の捜査を命じたことになる。
バーは連邦検察官たちに、担当地域における、選挙と票の集計システムに不規則行為があったかどうかを、各州の選挙人が12月14日に「選挙人認定証書」を副大統領に送付する前に捜査することを承認する、との書面を送り、次のような所信を述べた。
「この種の捜査は通常、明白で疑いのない、信用できる疑惑がある場合に実行に移されるが、もし疑惑が実証されれば、個々の州で実施された連邦選挙の結果に甚大な影響を与える。
このような捜査は各州の司法権に属するものであり、司法省の方針ではこの様な状態での連邦検察の介入は、投票集計が承認され、票の数え直しが決着して、勝敗が決定するまで控えるのが普通である。
しかし、法の実行は時には臨機応変に行う必要がある。そして、もし捜査の結果、勝敗の帰趨がくつがえる『何か』が発見されたならば、検察官はそれを追及すべきである。また、十分な証拠のない申し立ては細心の注意をもって取り扱うべきであると同時に、もっともらしい、憶測による、非現実的、或いはこじつけとしか思えない申し立ては、連邦捜査を始めるための根拠であってはならない」と書面を結んでいる。
ウイリアム・バー司法長官は控えめというか、中立的立場ながら、トランプ陣営からの申し立てを認め、連邦検察にこの件の捜査を命じた意味は大きい。米国の主流メディアが報道する、選挙の集計に不正があった、とするトランプ側の申し立ては根拠がない、との主張の信頼性に疑問符がついた格好になった。
先週末(11月14日)、ワシントンDCで大集会を開催した膨大なトランプ大統領支持者たちについての主流メディアの記事を読むと、彼らは理論的に混乱した、徒党を組んだ田舎者の集まりであり、軽蔑すべき集団ヒステリーだと見下すような批判を浴びせかけている。彼らは思い込みの激しい極右過激論者であり、全員が今回の選挙は「盗まれた」と思い込むように騙されている、とも報道されている。だが、果たしてそうだろうか?
先週実施された、2020の選挙に関する世論調査で、実に共和党支持者の70%が大統領選挙は自由かつ公正なものではなかったと信じている、という結果が出たが、その直後にこの大行進は行われた。
RealClearPolitics-RCPという、米国の政治に関する世論調査を連日くまなく掲載する、政治的に中立で信頼できる、政治ニュースサイトがある。何しろアメリカ人は世論調査が好きなものだから、多い日には10本もの調査結果が掲載される。その他にも政治関係の評論が掲載される。今回、ソーレン・カーン氏の「盗まれた米大統領選?」という評論が載ったが、主流メディアとは別の視点から選挙を見て、何故盗まれた、と断定できるのかを数人の証人に語らせている。そこで、下記にその一部をご紹介したい。
「盗まれた米大統領選?」の根拠
シドニー・パウエル、トランプ氏の法律顧問、元連邦検事の証言
「我々は多数の州で選挙の結果を覆そうと決意している。トランプ大統領は、その目的のために特別に設計された、ソフト・ウェアによって票が入れ替えられていなかったらば、10万台の票どころか100万票以上の差で勝利していた。我々は宣誓した上での目撃者の証言、即ち、そのソフト・ウェアは選挙で不正を行うために設計されている、を得ている。
問題はソフト・ウェアである。そのマニュアルには如何にして、票を消せるか、またトランプ氏の票をドラッグ&ドロップして別のホールダーに入れた後削除する方法が記されている。
このソフトはフラッシュ・メモリーに移行して持ち運びが出来るので、ドイツ、ヴェネズエラからでも上記の操作が出来る。遠隔地からもレアルタイムで投票結果をチェックでき、票の移し変えもできる。我々は数学的に彼らが使うアルゴリズムを特定した結果、彼らは当初から、バイデンの勝利を確実にするために票の移し変えを行うことを計画したことを知ったのである」。
ルディー・ジュリアーニ、元ニューヨーク市長、トランプ氏の顧問弁護士の証言
彼らが使用するソフトウェアはスマートマティック(Smartmatic)社によって作成された。この会社はヴェネズエラの故ウーゴ・チャヴェス大統領が創立した会社であり、現在は彼の二人の協力者が所有している。このソフトウェアは南米において選挙詐欺を行うために使用された。米国でこのソフトは凡そ10年前から使用禁止になっている。現在、スマートマティック社は他の会社の下請けに成りすまして米国へ戻っている。
ジュリアーニ氏は続ける。「最後に、もしあなたが投票問題に真剣に取り組もうと欲するならば、ペンシルベニア州の例を取り上げよう。
我々は632,000票の不正投票を確認した。スマートマティック無しならば、大統領は30万票の差で勝っているのだ」。
ジェナ・エリス:トランプ選挙運動本部・弁護士の証言
我々はおそらくトランプ大統領への票だったと思われる、270万票がすべて削除されたのを目撃している。彼らの投票集計システムは使用者がログインすれば、投票されて来る票が誰への票か分かるようになっている。
もしそれがトランプへの票ならば、彼らは手動でバイデン票に変更できる。もしそれがバイデン票ならば、倍増することが出来る。驚くべきことに、一人の有権者に一票どころか、バイデンに6票投票させることも可能である。
これらの全ての投票に関する、彼らのソフトウエアは、何がどうあっても検察による科学的捜査が必要である、と思う。
アレックス・ハルダーマン:ミシガン大学コンピューター工学学部教授の証言
10年前、私は電子・ダイレクト投票記録装置(DRE)の最初の学術的セキュリティ解析処理チームの一員だった。我々はその時期、最も広く使用されていた、タッチスクリーン式のDREを検査し、数か月を費やして安全性の脆弱性の度合いについて、厳密な調査を施した。我々が発見したことは、ソフトウエアを使用して特定の候補を、誰にも気付かれずに勝たせるように出来るという、プログラムを作り直すことが出来るという、不安材料だった。
我々は悪意あるソフトウエア即ち、コンピューター・ウイリスのようにコンピューターからコンピューターへ伝播して黙々と選挙の結果を変えることが出来る、「票を盗むコード」を再プログラムすることが出来たのである。
ニューヨーク・タイムズ紙 2006年10月29日付け
スマートマティック社のオーナー達とヴェネズエラのチャベス政権との密かな繋がりは2004年に行われた、キューバのフィデル・カストロの盟友だった、チャベスのリコール選挙で表向20%近い差で勝った時以前から、米国の外交専門家の間では周知の事実だった。
写真:(www.iwvcga.org)
さて、目下米国では2020大統領選に「不正があった、なかった」の報道があふれ返っている。「あった派」の申し立ての理由には、悪用されたソフトウエアによって投票が盗まれた、死者による投票があった、郵送された投票のサインが選挙人台帳のサインと一致しない件があった、等である。米国では投票は手書きではなく、PC画面で行われ、票の集計も投票集計機によって行われている。
これを受けて、バー司法長官は連邦検事に捜査の開始を要請したことは、既に書いた。
これらの訴訟の中で、間違いなく最もデリケートな案件は、コロラド州にあるドミニオン投票システム社が製作した、「投票集計機」に関するものである。この機器は申し立てによると、真偽は別として、トランプに投票された数十万の票がバイデンに付け替えられた、とされる。
自動式投票計算機市場の1/3を占める、ドミニオンに関する申し立ての大部分は、奇しくも6つの激戦州、即ちアリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネヴァダ、北カロライナ、ペンシルバニアとウイスコンシンで起こされている。なお、6州中、アリゾナとジョージア以外の知事はすべて民主党である。
これらの州では、投票日の真夜中、投票の集計は中止された。この激戦6州で大統領はバイデン候補をリードしていたが、翌日の夜明け前、トランプ票は大量に削除され、ほとんどの場合、その100%がバイデンに振り分けられた結果、バイデンの勝利が明らかになった、とトランプ派は主張している。
法廷会計士(Forensic accountants)たちは、いわゆるベンフォード法則による、統計確率を適用すれば、選挙結果、とりわけペンシルベニア州では「詐欺行為」の兆候が明らかである、と語っている。
ドミニオンの投票システムは全米30州の郡、市等で採用されているが、同社はこれらの申し立てに対して、全面的に否定している。だが、元連邦検事で現在トランプ陣営の弁護士チームに属する、シドニー・パウエルさんは近いうちに誰も抗弁出来ないような証拠、即ちドミニオンのシステムは2020年の選挙結果をバイデンに有利にするために改造された、と11月12日のルー・ドブスの番組(Tonight on FOX Business Network)内で次のように述べている。
「私は一刻も早くドミニオンのシステム不正に関する証拠を提出したい、とうずうずしています。先ず初めにこのシステムはヴェネズエラのウーゴ・チャベス元大統領の投票結果を変更するために作られたものです。そして、このシステムは投票結果を操作するために、米国を含む世界各地で購入され、国際的に拡散しているのです。
彼女の説明はまだまだ続く。例えば、ヴェネズエラのバックには中国とキューバがいて資金を提供していること、CIA,FBAもドミニオンとスマートマティックのソフトウェアに問題がある、との情報を得ていること、ドミニオンがワシントンで強力なロビイストと契約を結んだこと、ドミニオン社にはアンティファ(Antifa)の支援者がいること等々であるが紙面が尽きたのでこれで終わりとしたい。
要するに疑わしきは、両社の自薦する選挙をより透明にするための「ソフトウエア」と両社の正体である。この件は目下、連邦検察が捜査中なのでその結果を待ちたい。
(終わり)
「もう寝ちゃったの?」
写真:(www.amazon.com)
【蛇足的まえがき】
メキシコの商業は衣食住をはじめとして、未だにかつて同国を植民地としていたスペイン系に牛耳られています。彼らは故国から親戚縁者の若者を呼寄せると、先ず地方回りのセールスに送りだすのです。言葉の壁はないですから、初日から戦力になります。先日のアメリカ便り「カトリーナが死者の日の主役」でもふれましたが、褐色の肌色の混血メキシコ女性は、せめて自分の子供はより白く産みたいと願望するあまり、機会があれば白人男性に夜這いを仕掛ける「いじらしい女」が多いのです。従って、メキシコ小話「もう寝ちゃったの?」のような話はよくあることなのです。
数十年前、若いスペイン人のセールスマン二人が小話のように、一夜の宿を求めた大きな牧場主の家で起こったエピソードをご紹介しましょう。
その家の住人は白人熟女と出戻りらしい、美貌の娘とお手伝いの小娘だけでした。テキーラなどが振る舞われ、母娘は若いセールスマンたちからスペイン事情を聞いて大いに盛り上がったのでした。
その夜、スペイン人たちは、同郷女性の魅力に抗しきれず、夜這いを仕掛けたのです。
こういう場合、女性の寝室に鍵がかかっていたら、諦めるしかないのですが、その夜、二人の寝室は何れも鍵がかかっていませんでした。ホセが熟女、べトは娘を選びました。
無事にことが終わると、熟女は「今夜は思いがけず嬉しかったわ、あなたの名前を教えてよ」と言ったそうです。後ろめたかったホセはとっさに相棒のベトの名前と住所を教えてごまかしたのでした。
数年後、メキシコ・シティーに住むべトに例の熟女の弁護士から「会いたい」との連絡がありました。「あなたは数年前、セライヤ市のフェルナンデス夫人の家に泊まったことかありますか」と訊かれたべトがうなずくと、弁護士は驚くべき知らせを彼に伝えました。即ち、弁護士は亡くなったフェルナンデス夫人が彼女の全財産の半分をべトに贈与する、との遺言を伝えに来たのです。ホセがべトの名を騙ったお蔭で、べトに巨額の遺産が転がり込んで来たのです。さて、男性諸君、今度「夜這い」するとき、或いはされた時は、しっかり本名を名乗ることですな。
(テキサス無宿記)
一笑一若・メキシコ小話「もう寝ちゃったの?」
ドジ男のババルカス(以下ババに簡略)が救急車で救急センターに搬送されてきた。
額と頭部は切り傷、青あざがあり、打撲傷で巨大に腫れ上がっているうえ、
額に血がこびり付き、髪の毛もザンバラになって、見るからに凄まじい恰好になっていた。
当番のドクターは驚いて、「どうしました? 強盗にでも遭ったのですか?」と訊いた。
ババ:「いいえ先生、自分で壁に頭をぶつけて、傷とこぶをつくったのです」と言った。
ドクター:「それは又どうして?」と驚いて訊いた。
ババ:「一部始終を話します、先生」と言って、ババは話はじめた。
以下はババの聞くも涙のストーリーである。
5年前、運転している車が故障してしまったのです。夜遅くて雨も降っていたので、一軒の農家に助けを求めました。話を聞いてくれた農家の主人は良い人で、「家に泊まっていきな」と言ってくれました。
遠慮なく、泊めてもらうことにしました。娘さんの部屋を空けてくれて、彼女は居間に寝ることになりました。そうそう彼女はすごい別嬪でした。
夕食を食べ終わったご主人は二階に上がって行き、私は娘さんの部屋のベッドに入りました。
しばらくして、音もなくドアが開くと娘さんが部屋に入ってきました。彼女は透け透けの黒いネグリジェを着ていました。
「何の用かな?」と自問しましたが、何か忘れ物をしたのだろうと思い、寝たふりをしました。
彼女は数分間、何かを待っていたようでしたが、やがて出て行きました。
少し経つと、彼女は再び戻って来ましたが、私はまた寝たふりをしました。彼女は何しに来たのだろうか、と私は不審に思いました。
すると、彼女は私を揺り動かして、目を覚まさせようとしました。しかし、私は彼女が何を欲しているのか分からなかったので、また寝たふりをしました。
彼女は再び部屋から出て行きました。
ところが、驚いたことに少し経つと、また彼女は部屋に入って来ました。何しに来たのだろう、と私は不安になって来ました。
今度は私の耳に口を近づけた彼女が「もう寝ちゃったの?」と訊きました。
良い匂いがしました。
それでも、私は寝たふりを続けました。何故なら、娘さんが何を欲していたか想像も出来なかったからです。
私が目を覚まさなかったので、諦めた彼女は部屋を出て行き二度と戻って来ませんでしたた。
先生、あれから五年経ちました。その後ずうっと、私はこの件について自問自答してきました。あの夜、彼女は何を求めていたのだろうかと……。
ついさっき「あっ、そうか!」と、やっと彼女が何を求めていたのかに気が付いたのです。
そして私は壁に頭をぶつけ続けたのです、何度も何度も。
どアホな自分が情けなくて、愛想が尽きて、腹が立って………。
お後がよろしいようで……